ホープダイヤモンドという名前のブルーダイヤモンドがあります。
非常に美しく、価値の高いダイヤモンドである事は言うまでもありませんが、このホープダイヤモンドにはもう一つ有名な呪いの伝承が付きまといます。
このブルーダイヤモンドの名前である『ホープ』とは、そのダイヤモンドの最も有名な所有者の名前です。
ヘンリー・フィリップ・ホープ。
銀行家である彼が競り落としたダイヤモンドが、後に彼の名前を冠して呼ばれるようになるブルーダイヤモンドでした。
元々はお寺の像の目からくりぬかれたとも言われるこの宝石がホープの手に渡る以前にも、歴代の所有者達が次々と死んでいくという噂は広まっていましたが、それを手にしたホープはやがて没落し、死亡。
彼の遺品となったダイヤモンドを所有し続けた一族も没落したといわれています。
その後、かの有名なカルティエから新聞王のエヴァリン・ウォルシュ・マクリーン婦人の手に渡り、エヴァリンの子供、夫人自身までもが死去という悲劇と共に、ハリー・ウィンストンの手に渡った宝石は、スミソニアン博物館へ寄贈されました。
マクリーン夫人の死去以後はその伝説の幕を閉じたかのように何事も起こらずに輝き続けるホープストーン。
歴史の中で、同一の宝石かどうかも判らないものも含めると十名以上もの所有者達が命を落としたその美しさは、観光客に人気を集め、戦々恐々と愛でられ続けています。
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