環境ホルモン

 環境ホルモンとは、正式には「内分泌かく乱化学物質」です。

 生物の内分泌系をかく乱(誤作動)させてしまう物質の総称です。内分泌系とはホルモンに関する部分なので、そこへ影響を与える外部(環境)の物質という事で「環境ホルモン」とマスコミが判り易いという事で呼ぶようになり、以後広まった言葉です。
 現在では定着してしまったのでこの名称へ対する異論は余り見かけなくなりましたが、当初は言葉の響きが良い物質のように聞こえるという事で反発もありました。

 環境ホルモンはその影響について、未だに研究が進んでいる段階です。動物のメス化やガンの原因物質など影響が明らかになりつつ問題もありますが、一方で人間の精子の減少などのように因果関係がはっきりと判明していないものもあり、その影響について情報が先走りしている部分も否めません。
 過去にも様々な不確定な情報が錯綜する事で、混乱が生じた事もあり、私達は環境ホルモンの情報についてきちんと見極めて冷静に対応していく事が求められています。

 一方で影響や原因となる物質は更に増加していく事が予想されています。特に原因物質として化学物質の中にはダイオキシンや、農薬、殺虫剤に使われているDDTなどのように身近に存在する物質も数多く挙げられており、これからの研究が進んでいく中で、その種類はかなりにのぼると考えられています。
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