職業の事情-大奥2-

大奥2


 大 奥の中には幾つもの身分が存在しました。
 大きく分けると御目見え以上、以下があります。

 これは将軍に会うことが出来る身分と、出来ない身分という事になります。
 御目見え以上が一般に良く知られている身分の大奥であるといえます。
 原則として旗本や御家人といった家臣の娘から採用され、親が危篤の時以外の外出は許されないまさに一生奉公でした。
 
 しかし御目見え以下となると事情は全く変わってきます。
 彼らは町民などからも採用されており、料理や力仕事が専門です。
 この身分には将軍の世継ぎを生む為に採用されているわけではなく、そういった目的で集められている大奥の中の人々の暮らしを支える為に採用されているの です。
 なので美貌や芸に秀でていなくとも、体力があれば入る事が可能だったとも言われています。将軍の世継ぎが目的ではないので、そちらの方が目的にかなって いるからでしょう。

 それでも御目見え以下の職業に人気があったのは、大奥で働いていたという事が彼らにとって非常に高いステータスになるからです。
 大奥で働いていた人々は、大奥から出ると元御殿女中として、良い結婚先に恵まれたといわれています。



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