婚姻の印
江戸時代に女性が結婚すると、外から見てすぐ判るような変化がありました。 まずはお歯黒です。これは鉄を参加させた液を接着剤で歯に付着させ、文字通り歯を黒くするというものです。なかなか大変で、長くやっていく過程で、段々と良い色になっていくというものだったようです。 次に眉を落とすという習慣があります。眉毛を剃り落としてしまいます。こちらも新婚時代は剃りたてなので、青白い跡が残ります。この剃りたての感じが、江戸の男の人たちには人妻の魅力としてなかなか好評だったといいますから、驚きです。 この他に着物が結婚するとそれ以前が振袖だった場合、留袖へ変えるという事があります。これは振袖が美的感覚を重視しているのに対して、留袖は機能性重視の着物なので、家事が行ないやすいように留袖にするというものですが、未婚、既婚に関らず大体19歳くらいで振袖は着なくなるというので、留袖だからといって必ずしも既婚とは限りません。 最近の時代劇等では余りお歯黒や眉を落とすといった事は伺えません。これはどうやら視聴者が余り見ていて心地よく感じないということが原因のようです。 |