江戸の警察
江戸の町は鎖国をしていた為に文化的に遅れていた…という事を勉強するせいなのか、江戸の町というのは世界的に大した都市では無かったというイメージがあるようですが、別項でも触れる通りその数学的な知識や識字率など、世界でも最高の水準に達するものが幾つもありました。 しかし人口が増えれば、それだけ人々の中に占める悪人の割合というのも増えてきます。現在のような警備システムがあったわけではないので、かの有名なネズミ小僧と呼ばれた盗人のようなものもいれば、時代劇でも御馴染みのスリもいる。また、江戸時代というのはこれまた世界的に見ても平和な時期が長く続いた時代で、そんな時代だからこそ試し斬りがしたい!っていうことで、闇夜にまぎれて通行人を狙う辻斬りなどもあったわけで、武士がいっぱい居るんだから平和でしょ?というわけにもいかなかったようです。 そこで、町の治安を維持する為に用意されていた公的な警備要員…今で言う、警察ですね、それが与力と同心です。北町、南町に与力が25名ずつの計50名。同心が120名ずつの計240名が所属していました。数から見ても判るとおり、与力の方が同心よりも上の身分で世襲制かつ200石を貰うという身分で、同心は一代限りで更に勤務時間も少し眺めとなっています。 |