江戸の一頁
『雨 具』
   嫌でも何でも雨は降るもので、それは今でも江戸でも変わりはありませんでした。晴耕雨読とは言いますが、雨が降ったら読書に励めば良いっていうだけでは 日常生活は営めません。
 やはり雨の時でも出歩く必要はあります。
 そこで気になるのが雨を避けるための雨具ですが、意外と既にこの時代には現在の雨具と同じものは出揃っています。
 一通り紹介していきましょう。

 
 傘には高級品であった『蛇の目傘』と、庶民でも購入できる『番傘』がありました。番傘については貧困した武士の生活費を稼ぐための内職として歴史の授業 で勉強する事があるもので、紙に油を塗っておくという、現在でも観光地などで見かける傘のことです。
 雨具とは関係ありませんが、天気の日に太陽光を避ける為に使う日傘もこの時代には既にありました。

 衣類
 雨から身を守るための衣類としては、実は浴衣もそうでした。
 そもそも浴衣はお風呂に入浴す際に使われたりと、濡れる場所で活用される衣服だったので、この時代には雨を避ける為に使われていたそうです。
 その他には時代劇でたまに見かける『蓑笠』もありました。藁を編んだりして作る、巨大な蓑虫のような衣服ですね。大名行列の際には武士はこの蓑笠を愛用 していたそうです。

 合羽
 その他に『合羽』があります。現在でも使われる『カッパ』のことですね。
 合羽にも安い物と高級品があり、安いほうは紙で作ったマントに油を塗ったもので、基本的な仕組みとしては番傘と同じ仕組みになっていますね。高級品は木 綿製で、実はコチラは時代劇で良く見かけられます。旅人が身体に纏っているマント…あれが木綿製の合羽です。旅行者のような長距離移動者はこれを着用して いたようで、現在に伝わる『股旅』の基本的なファッションの一つとして組み込まれているほどです。





  
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