江戸の町の特徴として、坂や橋によく名前がつけられているという事が挙げられます。
これは江戸の町が地形的に坂道が多い事と、水路が開発されていた為に橋も多かったからです。
では、なぜ多いから名前をつけたのか?というと、これは目印の為です。
当時の江戸の町には意外と名前がつけられていない町も多く、どこかへ出掛けたり、人と待ち合わせをするのに、何らかの目印が必要だったのです。その為に坂や橋に名前がつけられるようになったのです。
そういう事情のために、これらの名称は非常にシンプルです。
近くに住む著名人の名前や、木などの地形的特長や、寺社などの建物の名前がそのままつけられるようになりました。なので今から考えると全く判らないような「坂」や「橋」という文字がついた地名が東京には残っています。
逆にそうした地名の多くはかつての江戸の町の様子を知る事も出来ます。
例えば、江戸に複数存在した「富士見坂」という名称があります。
これは当時の江戸からはよく富士山が見えたということを意味しています。 |