見立て番付

 現代ではたまに観光地などで見かける事があるくらいになってしまったのですが、江戸時代についての文献を見ていると良く出てくるのが「見立て番付」と呼ばれる番付です。
 当時のプロスポーツと言えば相撲。その相撲の番付表というのを見た事はあるでしょうか?
 見立て番付というのはその番付表を用いて、何かのランキングをつけるというもので、現在でも納税者ランキングの事を長者番付と呼ぶのはその名残なのかもしれません。

 現代でも某有名ランキング会社を初めとする、各マスコミが各種様々なランキングを発表していますが、江戸時代の「見立て番付」でも、様々な…納得して興味深く読めるものから、なんだか「どうしてこんなものをランキングしたんだろう…」と思ってしまうものまで、各種番付がなされています。
 それがきちんと相撲の番付に沿ってランク付けしてあるわけで、当時の江戸の人にとってはなかなか楽しめるものだったのかもしれません。ただし、横綱のランクは除外されています。横綱というのは江戸時代になって一部の大関に与えられた特別なランクだったので、一般にランクに加える習慣は無かったのでしょうね。現代のように横綱が複数居なければ「1人横綱で大変だなぁ…」という時代ではなかったのでしょう。

戻る