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緑の回廊(グリーンコリドール)
 ビオトープやミティゲーションと併せて出てくる事の多い言葉で、緑の回廊というものがあります。
 グリーン・コリドールや、単にコリドールと呼ばれたりしているこの概念は、遺伝子の均一化の問題を避けるための一つの方法として考え出されたものです。

 動物の中にはある程度の距離を移動しながら生きているものがいますが、その移動が人間の道路工事・鉄道の開通などの開発によって、森が途切れてしまうのに伴い、(道路に出てくる事によって)事故や駆除に遭い、移動が難しくなり、場合によっては移動が不可能になってしまう場合もあります。
 その為に途切れていない狭い範囲内で繁殖をする事になるので、遺伝子の均一化が始まってしまいます。

 また、絶滅危惧種などが一箇所に集まっていると自然に数が限られてくるので、その区域の中で存在しきれる飽和の数が少なければ、いつまで経っても少ない個体数のままでいなければならないという事になってしまいます。
 そこで、動物達が移動しやすい開発や緑に限らなくとも、自然を途切れさせない様にすることで動物の行動範囲を広げて、遺伝子の多様化を推進しようとすることや、そういった開発の進め方を緑の回廊、グリーン・コリドールといいます。
 この場合で関ってくるビオトープとは、緑を途切れさせる事のない道路作り等を指して使います。例えば、緑の回廊という言葉とは少し離れてしまいますが、少なくとも自然動物が交通事故に遭わずに移動できるような開発の仕方というのは、広義で考えればグリーン・コリドールであるといえるでしょう。
 この緑の回廊をより完成されたものとするためには、まずは県境を越えた連結が必要となってきます。一つの自治体だけでなく、幾つもの都道府県が手を取り合って、緑の回廊を繋げるように努力をする事で、この回廊はより完成された遺伝子の多様性を守る機能を果たす事になるのです。

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